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真言宗で永代供養にする3つの方法と選ぶポイント!メリットや費用まで解説

真言宗で永代供養をするには3つの方法があり、失敗や後悔を防いで後々まで安心のできる永代供養墓を選ぶにはコツがあります。

そこで、この記事では真言宗の方が知っておきたい永代供養の知識から最新情報まで、ポイントを押さえてまとめて解説します。

永代供養するまでの流れや費用、おすすめの真言宗の永代供養墓の具体例までご紹介していますので、ぜひご覧になり参考になさってください。

真言宗の永代供養とは?

真言宗の永代供養について、知っておきたい基本的な知識を解説します。

真言宗の特徴

真言宗は弘法大師・空海を開祖とする16派から成る宗派で、大日如来を本尊とし、念仏「南無大師遍照金剛」と、現世でも仏になれるという即身成仏の教えが特徴です。

空海ゆかりの総距離1,200kmに及ぶ八十八ヶ所の札所を巡る四国遍路は、真言宗の方のみならず、世界中から多くの方々が訪れる人気スポットとなっています。

和歌山の高野山の金剛峯寺や、京都の東寺や仁和寺など、真言宗の総本山は世界遺産に登録されており、真言宗にはそのほかにも観光や初詣で賑わう有名寺院が多数あります。

檀家や信徒といった信仰熱心な方に限らず、真言宗の寺院には、ご利益や厄除け、パワースポットとして効果を求める方々が集うことも際立った特徴の一つといえるでしょう。

永代供養とは何か?

永代供養とは、墓地の区画へ墓石を建立して代々継承する昔ながらのお墓とは違い、家族や子孫の代わりに霊園や寺院が遺骨の管理や供養をおこなうことをいいます。

最新のお墓の購入に関する調査結果によると、永代供養は約7割もの多くの方々に選ばれていることが分かりました。

真言宗の永代供養の種類

種類費用
合祀・合葬墓約5~30万円
集合墓約20~50万円
個別安置墓約50~120万円
樹木葬約5~100万円
納骨堂約20~150万円
永代供養付き一般墓約100~150万円

真言宗の永代供養にはさまざまな種類があり、価格帯も幅広いため、それぞれの永代供養墓の特徴について解説します。

合祀・合葬墓(石材型)

合祀(ごうし)・合葬墓とは、骨壷から遺骨を取り出し、ほかの方の遺骨と一緒に土へ埋葬するお墓のことをいい、費用面では永代供養墓の中で一番安い永代供養墓となります。

集合墓(石材型)

集合墓とは、複数の方たちの骨壷や骨箱を特定の場所へ集めて保管する石材型の永代供養墓のことをいい、一般的に一定期間が過ぎると合祀によって土へ還すケースが多いです。

個別安置墓(石材型)

個別安置墓とは、申し込み単位で仕切られたスペースへ納骨する永代供養墓で、一定期間後に合祀するタイプと、永代にわたり合祀しないタイプとの2種類があります。

樹木葬

樹木葬とは、樹木や花々の傍へ納骨する最も人気のある永代供養墓で、合祀のほか、集合や個別の埋葬方法では、一定期間後に合祀するタイプと合祀しないタイプがあります。

納骨堂

納骨堂とは、ロッカー型・位牌型・仏壇型・自動搬送式などの屋内の納骨施設で、一定期間後に合祀するタイプと、管理費を支払っている限り利用できるタイプがあります。

永代供養付き一般墓(個人墓)

永代供養付き一般墓とは、従来の墓石を建てるお墓に永代供養が備わり、一定期間、もしくは継承者がいなくなった時点で合祀する永代供養墓のことをいいます。

↓各永代供養墓についてくわしく知りたい方はこちら↓

真言宗で永代供養にするメリット

真言宗で永代供養にするには、次の5つのメリットがあります。

お墓の継承者がいない

永代供養墓は墓守を必要せずに遺骨の委託契約に相当するため、継承者のいない方でも申し込みができ、子どものいないご夫婦や独身・単身者の方でも契約できます。

墓石のお墓よりも初期費用や管理費が安い

永代供養墓は一般墓のように土地を借りる永代使用料がかからず、石材を使用する場合でも小さな墓石やプレート型や名板のため、初期費用が安価です。

後々も管理費などの維持費がかからない永代供養が多くあり、出費を抑えられます。

お墓の維持管理の負担を削減できる

一般墓では草むしりや墓石のお手入れが不可欠で、補修が必要になることもありますが、永代供養墓は霊園や寺院に維持管理をしてもらえるため、手間や負担を削減できます。

子どもや孫へお墓の負担がかからない

永代供養は契約者本人に万一のことがあっても、子どもや孫にお墓の管理や費用の負担がかからないため、家族へのリスクを回避できて安心です。

自分の死後の供養を委ねられる

公営墓地など一部の永代供養墓を除き、永代供養は生前予約が可能なため、終活によって自分の将来の納骨先を検討している方にも適しており、お好みのお墓を自由に選べます。

真言宗で永代供養にするデメリット

真言宗の永代供養では、知っておくべき2つのデメリットもあるため、事前に把握してトラブルを防ぎましょう。

家族や親族の理解を得られにくい場合がある

お墓への考え方は人それぞれ異なり、とくにご先祖様から受け継いだお墓では、家族や親族から墓じまいや永代供養を反対される可能性があります。

お墓を継承できない

一般墓とは違い、永代供養墓には恒久的にお墓を維持するための永代使用権がなく、子どもや孫へと代々お墓を受け継ぐことができないためご注意ください。

真言宗の方が永代供養にする3つの方法

真言宗の方が永代供養するには3つの方法があるため、具体例とあわせてご紹介します。

永代供養墓のある真言宗のお寺を探す

真言宗の方は、永代供養墓のある真言宗のお寺を選択することで、お馴染みの作法やマナーに安心感があり、大切な遺骨を委ねやすいでしょう。

関東地方の真言宗の永代供養墓のある寺院をいくつかご紹介いたします。

真言宗豊山派:谷中永代供養・樹木葬霊園 観音寺(東京都台東区)

・住所:東京都台東区谷中5丁目8−28

・交通アクセス:JR山手線「日暮里駅」徒歩5分・東京メトロ「千駄木駅」徒歩8分

・宗旨宗派:真言宗豊山派

・駐車場完備(無料)

・費用:個別安置墓(無制限)85万円~・樹木葬(2名まで)24万円~

・年間管理費・寄付金:不要

観音寺には2種類の合祀しない永代供養墓があり、駅近で安心のバリアフリー設計のため、谷中・根津・千駄木の方をはじめ、荒川区や文京区にお住まいの方におすすめです。

真言宗豊山派:船橋霊苑 正延寺(千葉県船橋市)

・住所:千葉県船橋市西船3丁目3−4

・交通アクセス:JR総武線・武蔵野線・京葉線・東京メトロ東西線・東葉高速線「西船橋駅」徒歩5分・京成本線「京成西船橋駅」徒歩2分

・宗旨宗派:真言宗豊山派

・駐車場完備(無料)

・費用:個別安置墓(無制限)85万円~

・年間管理費・寄付金:不要

地域密着の正延寺は親しみやすさのあるアットホームなお寺で、駅近で30台駐車可能な大型駐車場も完備されているため、お参りのしやすい永代供養墓をお探しの方に最適です。

真言宗豊山派:春日部永代供養墓霊園 東光院(埼玉県春日部市)

・住所:埼玉県春日部市米島153

・交通アクセス:東武鉄道野田線「南桜井駅」徒歩9分

・宗旨宗派:真言宗豊山派

・駐車場完備(無料)

・費用:個別安置墓(無制限)59万円~

・年間管理費・寄付金:不要

書道教室としても親しまれている地域密着の東光院には合祀しない永代供養墓の個別安置墓があり、桜や紅葉の癒される自然環境と全国的にみても安い料金設定はおすすめです。

真言宗豊山派:高崎霊園 大乗寺(群馬県高崎市)

・住所:群馬県高崎市棟高町2234

・交通アクセス:関越自動車道「前橋IC」車で8分

・宗旨宗派:真言宗豊山派

・駐車場完備(無料)

・費用:個別安置墓(無制限)68万円~・樹木葬(6名まで)39万円~

・年間管理費・寄付金:不要

700余年の歴史深い大乗寺には合祀しない永代供養墓があり、個別安置墓と樹木葬からお好みのタイプを選べます。20台駐車可能な駐車場も完備しているためお参りも便利です。

真言宗豊山派:土浦霊園 善應寺(茨城県土浦市)

・住所:茨城県土浦市真鍋3丁目12−1

・交通アクセス:JR常磐線「土浦駅」・常磐自動車道「土浦北IC」車で7分

・宗旨宗派:真言宗豊山派

・駐車場完備(無料)

・費用:個別安置墓(無制限)68万円~・樹木葬(6名まで)39万円~

・年間管理費・寄付金:不要

善應寺は関東八十八ヶ所霊場の第三十五番礼所に相当し、手入れの行き届いた境内には合祀しない個別安置墓と樹木葬の永代供養墓があり、しっかりと供養してもらえます。

真言宗の本山へ納骨をする

真言宗の方は総本山や本山で永代供養する方法もあるため、ご自身の宗派の本山について永代供養の情報を調べてみるのもおすすめです。

一例として、高野山真言宗の総本山にあたる金剛峯寺では永代供養の受け付けをおこなっていませんが、奥の院にて分骨による喉仏の永代供養を100万円でおこなっています。

宗旨・宗派不問の寺院墓地や霊園の永代供養墓を探す

真言宗の方は宗旨・宗派を問わない永代供養墓のある寺院墓地や霊園を探す方法もあり、こだわりや条件からお気に入りの永代供養先を見つけるのもよいでしょう。

全国永代供養墓・樹木葬グループでは、真言宗の方に人気の合祀しない永代供養墓をご紹介しているため、ぜひご覧ください。

合祀しない樹木葬:39万円~

合祀しない個別安置墓:59万円~

真言宗の方が墓じまいをして永代供養にする契約の流れと手順

真言宗の方が墓じまいをして永代供養にする契約の流れについて、失敗やトラブルを防いで速やかに進める手順を解説します。

①親族と話し合って墓じまいの許可を得る

浄土宗の家族や親族の方々の中には、ご先祖様から受け継いだお墓の墓じまいに反対する方もいらっし真言宗の家系では、寺院とのお付き合いやご先祖様を大事にする方が多いため、後々トラブルにならないように、家族や親族と話し合って許可を得てください。

②寺院へ墓じまいの相談をして了承を得る

墓じまいは身勝手に進めず、必ず事前にお付き合いのある真言宗の寺院へお墓の維持に関する問題や悩みを相談して、了承を得るようにしましょう。

③永代供養墓を決めて契約する

永代供養墓の資料請求や情報収集をしたら、必ず契約前に見積取得と現地見学をして、実際の交通アクセスや環境、お参りの場所やルールまで確認しましょう。

④墓じまいする石材店を決める

墓じまいは複数の石材店へ見積依頼をして、品目ごとの金額を比較し、追加費用まで確認しておくと費用面で安心です。

ただし、寺院によっては墓地に入ることのできる石材店が制限されている場合があるので、事前に確認しておきましょう。

⑤改葬の行政手続きをおこなう

墓じまいをするお墓を管轄する役所から改葬許可申請書を入手して、必要事項を記入のうえ、永代供養先の納骨で必要となる改葬許可証を発行してもらいます。

手続きに際しては、墓じまいをするお墓の管理者から埋蔵証明書(所有者以外の方は改葬承諾書も必要)、永代供養先から受入証明書をそれぞれ入手します。

⑥閉眼供養をおこない遺骨を取り出す

真言宗では、墓石に宿っている魂を抜く閉眼供養の法要をおこない、納骨されている遺骨を取り出します。

⑦墓石の解体撤去工事をして墓地を更地にする

墓石の解体撤去工事をして墓地を更地にします。

⑧墓地の返還手続きをおこなう

使用していた土地区画を墓地へ返還する手続きをおこないます。

⑨永代供養先へ改葬許可証を提出して納骨する

永代供養先へ改葬許可証を提出して、遺骨を納骨します。真言宗では一般的に納骨法要をおこなうため、永代供養先へ確認のうえ必要品を準備しましょう。

↓墓じまいのくわしい流れについて知りたい方はこちら↓

真言宗の永代供養の費用

真言宗の永代供養にかかる費用について、永代供養と墓じまいの費用をそれぞれ解説します。

永代供養の費用

内訳費用
永代供養料約5~150万円
墓石・名板・彫刻代無料~約40万円
年間管理費無料~約3万円
納骨手数料約2~5万円
納骨法要料約3~5万円

真言宗の永代供養の相場費用は総額として約5~250万円で、内訳の目安は次のとおり、永代供養の種類と墓石の有無のほか、年間管理費の有無によって費用は幅広く異なります。

↓永代供養にかかる費用についてよりくわしく知りたい方はこちら↓

墓じまいの費用

内訳費用
墓石の解体撤去費用約20~50万円
閉眼供養約3~5万円
離檀料約5~20万円
行政手続き費用無料~数千円
総額約20~70万円

真言宗の墓じまいの相場費用は総額として約20~70万円で、墓地や墓石の大きさや人件費となる人数や日数によって差が生じるほか、離檀料は不要な場合もあります。

↓墓じまいの費用についてよりくわしく知りたい方はこちら↓

真言宗の永代供養における6つの注意点

真言宗の墓じまいや永代供養では、人間関係や思わぬ費用負担のトラブルに見舞われないよう、次の6つの注意点に気をつけましょう。

・家族や親族としっかりと話し合う

・墓じまいでは事前にお寺へ相談する

・永代供養は必ず事前に現地見学をする

・合祀された遺骨はほかの方の遺骨と混ざるため取り戻せない

・納骨する遺骨の人数分の費用を試算する

・墓じまいでは指定業者の石材店が決まっている場合がある

真言宗で永代供養を選ぶ5つのポイント

真言宗で失敗や後悔をしない永代供養を選ぶためには、次の5つのポイントを押さえることが大切です。

複数の遺骨を納骨できる

永代供養には、1名ずつ個人単位で申し込むタイプと、複数名が納骨できるタイプとがあり、基本的に複数名を納骨できる永代供養墓を選んだ方がお得になる傾向があります。

とくに墓じまいで大人数を納骨する場合や、自分自身や家族の将来に備えるケースでは、しっかりと人数を踏まえて費用を確認しましょう。

合祀しない永代供養墓

遺骨は一度でも合祀すると取り返しがつかないため、ご先祖様や子どもや孫の立場を考えて少しでも迷いがあれば、合祀しない永代供養墓を検討することがおすすめです。

合祀しない永代供養墓は、この世に生きた証や手を合わせる心の拠り所を永代にわたって維持できるため、墓じまいや永代供養を拒む方にも受け入れやすさがあります。

管理費や寄付金がかからない

管理費や寄付金がかからない永代供養を選択しておけば、高齢になってからも年金暮らしによる不安や悩みの原因を防げるため、安心感が大きいでしょう。

寺院の境内でしっかりと永代供養している

寺院の境内にあり、管理体制が整った永代供養墓なら、お墓の掃除への心配もなく、セキュリティ面でも大切な遺骨をしっかりと守ってもらえるため安心です。

駅近などにありお参りしやすい利便性

駅近やバス停から徒歩圏内にある永代供養墓なら、高齢になって免許証を返納した後や足腰が弱くなってからもお参りがしやすいため、先々まで快適に利用できるでしょう。

まとめ

真言宗で永代供養する方法と、契約の流れや費用などについて解説しましたが、肝心なのは、家族や親族の皆さまが安心かつ納得のできる永代供養墓を見つけることです。

全国永代供養墓・樹木葬グループでは、全国各地の真言宗のお寺にある口コミ評価の高い永代供養墓をご紹介しており、資料請求や見学予約を無料で承っています。

生前予約や墓じまいのご相談や、現在お付き合いのある真言宗のお寺に関するお悩みについても無料でご相談を承っていますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

この記事の監修者

記事を書いた人の写真

小原 崇裕

2002年に「NPO法人永代供養推進協会」を設立し代表理事に就任。まだ永代供養が知られていない20年以上前から日本の永代供養墓の普及・推進に努める。年間約1500件の無料仏事相談を受け、エンディングをめぐるお葬式やお墓などへのアドバイスと支援活動に従事。著書に『安心できる永代供養墓の選び方』。シニアライフマネジャー1級。