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墓石の値段はいくら?気になる費用相場と選び方のポイントを徹底解説

墓石の値段はいくら?気になる費用相場と選び方のポイントを徹底解説

「お墓を購入したいが相場の見当がつかず困っている」
「どのようなお墓を選べばよいのかわからない」
「予想より費用が高くなりそうで困っている」
お墓の購入を検討する際、このような悩みを持つユーザー様は非常に多いのではないでしょうか。

お墓は形式や供養方法によって値段が異なりますが、特に、「墓石の価格」はお墓の価格を大きく左右する要素の一つです。

この記事では、墓石の費用相場を詳しく解説し、墓石のデザインや品質の違い、費用を抑えつつ後悔しない選び方のポイントまで網羅的に紹介します。

これからお墓の購入を検討される方は、ぜひ参考にしてみてください。

墓石の値段・価格相場


まずはじめに、墓石の基本的な価格帯について解説します。
この章で大体の相場感を把握しましょう。

墓石本体の基本的な価格帯

区分費用の目安
お墓全体の価格(一般墓)150~350万円
墓石の本体価格100〜300万円
工事費・付帯費用墓石本体価格の10〜30%程度

一般的なお墓を購入する場合の費用相場は全体で150~350万円程度であるとされています。これは墓石だけではなく墓地代なども含んだ価格であり、墓石の本体価格は100〜300万円程度です。
石材やデザインによって価格は変動し、高級石材を使用した場合や複雑なデザインの墓石はさらに高額になりますが、一般的な墓石の相場は100~300万円程度であるとおさえておきましょう。

工事費・付帯費用について

墓石本体の金額に加え施工費、運搬費、基礎工事費などもお墓を建てる場合には必要です。デザイン内容やお墓の立地条件などで幅がありますが、墓石本体価格の10〜30%程度が目安とされています。

墓石を購入する際には、「墓石の価格に工事費・付帯費用が見積もりにセットで含まれているか」「見積もりに含まれていない場合は別途でどれくらいの費用が発生するのか」を十分に確認しましょう。

墓石の種類と特徴
墓石の種類価格帯デザインの特徴
和型墓石150~350万円日本の伝統的なお墓のデザイン
洋型墓石100~300万円シンプルで安定したデザイン
デザイン墓石墓石本体の10~30%程度個性を重視したデザイン


次に、墓石の種類ごとの特徴と価格帯について解説します。

和型墓石の特徴と価格帯

まずは、日本のお墓でもっとも一般的な3段で構成される和型墓石について説明します。近年減少傾向ではありますが、格式が高く世代を問わず馴染みやすい形式の墓石であるといえます。

  • 特徴:日本の伝統的なお墓のデザイン。日本人が「お墓」と聞いて最初に思い浮かべる墓石である。
  • 人気:近年減少傾向である。
  • 価格幅:100~300万円ほど。高価な国産石材の場合800万円程度になる場合もある。
  • ポイント:石材やデザインによって価格差が大きいため、用途・予算に応じて選択が必要。

洋型墓石の特徴と価格帯

次に、モダンなデザインで近年増加している洋型墓石について説明します。
使用する石材の量が比較的少なく、和型墓石に比べるとやや低予算で建てることができる点が特徴です。また、耐震性に優れている点もポイントであるといえます。

  • 特徴:横長でシンプル、重心が低く安定したデザイン。
  • 人気:近年増加傾向である。
  • 価格幅:加工内容や石材によって幅があるが、和型墓石よりやや低価格な傾向。
  • ポイント:使用する石材が少なく費用を抑えやすい。地震に強い点もメリット。

デザイン墓石の特徴と価格帯

最後に紹介するのはデザイン墓石です。個性的なデザインでカスタマイズされた墓石であり、近年、個性を重視する方を中心に増加しています。
デザインの自由度が高い一方、価格の予測が困難であったり、霊園によっては建立がNGな場合もあるため注意が必要です。

  • 特徴:オリジナルの形状で決まった規格はなし。ガラスやカラフルな石材も使用可能。
  • 人気:近年増加、個性を重視する人に選ばれている。
  • 価格幅:注文内容によって予測が困難だが、基本的には高額になる傾向。
  • ポイント:石材店と打ち合わせを重ね、見積もりを確認しながら進めることが重要。また霊園によっては建立がNGの場合もある。
石材の種類と選び方

この章では、墓石の値段を大きく左右する石材の種類と選び方について説明します。
墓石の価格は石材によって大幅に変わりますので、基礎的な知識を頭に入れておきましょう。

御影石の人気と価格帯

御影石(花崗岩)は墓石で最も使用される石材です。
硬度が高く耐久性に優れ、美しい光沢が特徴であり、お墓に風格をもたらす点が特徴です。

御影石にも白御影、黒御影、青御影などいくつか種類があり、石材の種類や質によって100万円単位で価格が変動する場合もあります。
墓石の購入を検討する場合は石材店とよく相談しましょう。

黒御影石の魅力とおすすめポイント

数ある御影石のなかでも最もポピュラーな種類は黒御影石であるといえるでしょう。風格や加工のしやすさから大変人気の石材であり、多くのお墓で採用されています。
以下が、黒御影石の主な特徴です。

  • 重厚感・高級感があり人気
  • 文字彫刻が鮮明で読みやすい
  • 蓋石・墓誌に使うと墓全体が引き締まり、永代供養墓にも最適

国産石材と外国産石材の違い

国産の石材だけではなく、外国産の石材が墓石に利用されることもあります。
外国産の石材は値段がリーズナブルである一方、品質がやや国産と比べると安定しないなどの注意点もあります。

お墓を建てる場合に何を優先するかは購入する方の意向によってさまざまです。
石材店の方など専門家とよく相談して、後悔しないように石材を選びましょう。

  • 国産石材:庵治石や大島石など、希少性が高い石材は高額になりやすい。品質は安定している。
  • 輸入石材:国産石材に比べると比較的安価である。一方、石材によって品質差がある傾向があるため注意が必要
墓石に関わる付属部分について

お墓は、本体部分だけでなく、墓誌や外柵など付属部分も含めて構成されます。
付属部分によって価格が変動したり、耐久性が重要な箇所もあるため、お墓を選ぶ際は本体だけでなく、付属部分にも注目しましょう。

蓋石(ふたいし)の役割とおすすめの石材

墓石上部を覆う蓋石は、納骨するスペースの入口に設置される重い板状の石であり、耐久性と美観が求められます。黒御影石を用いると高級感があり、水や汚れにも強いのが特徴です。

墓誌(ぼし)の重要性と黒御影石の適性

墓誌は戒名や名前を刻むための石です。先祖の名前を刻むため、時間が経っても劣化しないことが重要な要素となります。黒御影石は文字が映え、長期にわたり美しい状態を維持できるため、墓誌の石材としておすすめです。

外柵・花立て・灯篭などの追加費用

外柵、花立て、灯篭などの付属品によってお墓の価格が大きく変動する場合があります。予算オーバーを防ぐために見積もりにどれが含まれているか事前に確認しましょう。

墓石を選ぶ際の注意点

この章では、墓石を選ぶ際の注意点をまとめます。
素材の種類や質も重要ですが、墓地の運営主体によって制約がある場合もあるので、注意が必要です。

耐久性とメンテナンス性を重視

墓石を選ぶ際には、価格だけでなく、長期間の維持管理がしやすい石材を選ぶことが重要になります。
産地や石材の種類によってクオリティが大きく変動するので、専門家によく相談しましょう。

墓地・霊園とのルールや制約

霊園によっては、デザインや石材が指定される場合があります。
特に、墓石のデザインをカスタマイズし、お墓を建立する場合は注意が必要です。後々のトラブルを防ぐためにも、墓地のルールは事前に確認しましょう。

石材店を指定できるかどうか

墓地の運営主体によっては、石材店が指定されている場合があります。
主に下記2点を念頭に置いて石材店の指定有無を確認しましょう。

  • 公営墓地(自治体などが墓地の運営主体):石材店は自由に選択できる。
  • 民営墓地・寺院墓地(企業や寺院が墓地の運営主体):石材店が指定されている場合がある。所定の石材店以外を選択できない場合もあるため注意が必要。
墓石を安く賢く選ぶ方法

和型墓石・洋型墓石・デザイン墓石などで構成されるいわゆる一般的なお墓は「一般墓」と呼ばれます。
格式が高く伝統的なお墓である一方、費用面では150万円~300万円以上とかなり高額な買い物になってしまう点がデメリットです。
この章では、お墓の費用を安く賢く抑える方法を紹介します。

墓石のサイズ・石材の種類を調整する

1つ目は、墓石のサイズをコンパクトにしたり、石材の種類や産地を調整する方法です。
お墓の規模が大きければその分使用する石材の量も増えるため、費用が高額になりがちです。また、石材の種類でもお墓の費用は大きく変動します。

ただし、安価な石材は耐久性などに問題があるケースも考えられるため、専門家に相談しながら決めるのが得策です。

複数社の見積もりを取る

複数社の見積もりをとり、よりリーズナブルな価格の石材店を選ぶ方法も費用を抑えるためのコツであるといえるでしょう。
1社だけでなく、何社かの見積もりを取ることで、それぞれのメリットデメリットなどを比較検討できます。

ただし、寺院や霊園によっては石材店が指定されている場合もあるため、相見積もりを取る場合は、先に条件を確認しておくことが重要です。

永代供養墓という選択肢

永代供養墓とは、寺院や霊園が遺族に代わって永続的に管理・供養してくれるお墓のことです。
文字通り、「永代にわたって供養してくれる」というスタイルのお墓であり、かつ一般墓に比べると費用を抑えられる点がポイントです。

永代供養墓には合祀墓など様々な種類がありますが、墓石を使用した昔ながらの伝統的なお墓のスタイルを維持し、個室に遺骨を安置できるため一般墓の良さも継承した永代供養墓も選択することも可能です。

お墓とは単に遺骨を安置する場所ではなく、「先祖供養を行う場」としての精神的な役割を担う場です。「お墓を建立する際の高額なコストは抑えたいが、先祖供養はしっかり行いたい」とお考えの方は、永代供養墓を一度検討してみましょう。

また、当サイトでは、永代供養墓として個別で納骨できるマンションタイプの「燈」・自然の中で眠れる個別型樹木葬の「永遠なる緑」を紹介させていただいております。
これらのお墓は、蓋石・墓誌に黒御影石を使用しており、供養の面だけでなく、石材も高いクオリティのものを使用しているため、永代供養墓をご検討中の方は是非お問い合わせください。

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今回、当記事では、墓石のデザインや石材ごとの特徴、墓石を選ぶ場合の注意点、永代供養墓の紹介などをさせていただきました。

  • 墓石の費用相場は100万~300万円が目安
  • 値段は石材・デザイン・付属品・石材店指定制度で変動
  • 永代供養墓も費用を抑えつつ永続的に供養可能
  • 蓋石・墓誌には黒御影石が耐久性・美観ともにおすすめ

お墓は一度建てると長期間残るものであり、亡くなった方への敬意にもつながるため慎重に選ぶ必要があります。
そのため、価格だけでなく、品質・デザイン・霊園のルールを踏まえて選ぶことが重要です。

また、一般的なお墓だけでなく、永代供養墓を選択される方も近年増加しています。
費用面やお墓の後継者にお困りの方は、一度専門家に相談しましょう。

この記事の監修者

記事を書いた人の写真

小原 崇裕

2002年に「NPO法人永代供養推進協会」を設立し代表理事に就任。まだ永代供養が知られていない20年以上前から日本の永代供養墓の普及・推進に努める。年間約1500件の無料仏事相談を受け、エンディングをめぐるお葬式やお墓などへのアドバイスと支援活動に従事。著書に『安心できる永代供養墓の選び方』。シニアライフマネジャー1級。