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終活の身辺整理はいつから?やるべき6つのこと スムーズに進めるコツも解説

最近、自分の生涯を終えるにあたっての身辺整理を行う「終活」がブームとなっています。
身辺整理の中で、お墓の購入が節税対策になることもあります。

この記事では、終活に必要な身辺整理を始めるタイミングとやること、そしてスムーズに終活を進めるコツを紹介します。

終活とは?

終活とは、自分の老後や亡くなった後に備えて、手持ちの財産や生活スタイル、亡くなった後のことなどを整理・準備しておく活動です。

安心して自分の人生の終わりを迎えるため、医療・介護の方針、葬儀やお墓の希望などを自ら考え、行動に移すことで、残りの人生をより前向きに生きる手助けにもなります。

終活の身辺整理が必要な理由2つ

終活にあたって自分の身辺整理が必要な理由は2つあります。

自分の生き方がはっきりする

家族だけでなく、自分自身の負担も減ります。身辺整理をすることで「どのように介護を受けたいか」「お墓はどうするか」などの不安が解消されます。

また、自分自身も「やり残しがない」という安心感を持って日々を過ごせるため、心の整理にもつながります。これにより、残りの人生をより自分らしく過ごせるようになります。

家族の心理的・金銭的負担の軽減

一番大きいのは、残された家族の負担が減ることです。

銀行口座、保険契約、ネットサービスなどを事前にまとめておけば、家族は手続きをスムーズに行えます。本人が亡くなった後に「何がどこにあるかわからない」といった混乱を避けられ、心理的・実務的な負担を大きく減らすことができます。

また、終活で必ず検討することになる自分のお墓。お墓は非課税財産(※)の扱いになります。生前に自身のお墓を購入しておけば、購入価格分は相続税の対象外となって節税対策にもなります。金銭面でも残された家族の負担が軽減される可能性があります。

終活を始めるタイミング

終活は、できるだけ早く、心と体が元気なうちに始めるのが理想です。特に定年退職や子供の独立、孫の誕生など、ライフステージが大きく変わるタイミングは始めやすい時期です。少しずつ取り組むことで、負担なく準備が進められます。

終活のための身辺整理をしておくべき6つのこと

終活でやるべき身辺整理は多岐にわたります。

財産や契約情報の整理、デジタルアカウントや持ち物、人間関係の見直し、そして葬儀やお墓の準備まで、幅広い項目をリスト化して管理することが大切です。順を追って取り組みましょう。

財産(預金、株式、保険、不動産、住宅ローン等)

自分名義の銀行口座や証券、保険、不動産などをリスト化し、残高や契約内容を明確にしておくことが大切です。住宅ローンやクレジットカードなどの負債も含めて記録しておくと、相続時のトラブルや手間を減らせます。

自分のお葬式・お墓

葬儀のスタイルやお墓の種類(永代供養、樹木葬など)を考え、生前に購入しておきましょう。

葬儀については費用の目安や依頼先も調べておくと家族が助かります。宗教や戒名の希望がある場合も、きちんと書き残しておくことが大切です。

全国永代供養墓・樹木葬グループが全国で提供している霊園は宗旨・宗派不問です。また、永代供養墓「燈(あかり)」は人数無制限ですので、本人以外の家族が使えるお墓としておすすめです。

利用サービス(定期購読、スマートフォン・インターネット、介護サービス等)

継続課金のサービスは意外と多く、解約漏れが発生しやすい項目です。
スマホやネット契約、定期購読、介護サービスなどは契約先や内容、解約方法を整理しておきましょう。支払いの自動引き落とし情報も記録しておくと便利です。

デジタルデータ(PC、サブスク、メール、SNS)

デジタル遺品の整理も重要です。PCやスマホ内のデータ、クラウドストレージ、SNSアカウントの情報をまとめておくと、残された家族が対応に困りません。

ログインIDやパスワードは、信頼できる人に伝えるか、専門サービスを活用しましょう。

持ち物(家具から衣類・書類、アルバム等)

使っていないもの、古い書類、思い出の品などを仕分け、不要な物は処分しましょう。
アルバムや手紙などは、デジタル化することで保管スペースを減らすこともできます。

何を残すかは、自分の気持ちや家族の意見をもとに判断しましょう。

人間関係(家族、友人)

親しい人との関係を見直し、必要な連絡先を整理しておきましょう。

感謝を伝えたい人への手紙やメッセージを残すのもおすすめです。疎遠になっている人と和解したい場合は、終活のタイミングが良いきっかけになります。

身辺整理の進め方

身辺整理は、ひとつずつ整理をすることから始めましょう。
財産目録の作成や不用品の処分、葬儀の希望の記録、遺言書の準備などを段階的に進めると無理がありません。やるべきことを可視化することで、行動に移しやすくなります。

リストアップをする

まず、何を整理すべきかを書き出すことから始めましょう。

項目ごとにチェックリストを作成しておくと、進捗も把握しやすく、漏れなく行えます。書き出すことで頭の中が整理され、実際に手を動かすハードルも下がります。

財産目録を作る

銀行・証券口座情報、保険契約、ローン残高、不動産の所在地などを一目でわかるようにまとめましょう。形式は紙でもデジタルでも構いませんが、信頼できる人に保管場所を伝えておくことが重要です。

葬儀のスタイルを決める・お墓を購入する

自分の希望する葬儀の形式や予算感、宗教的な配慮などを具体的にまとめておきましょう。お墓の種類や立地も早めに検討し、できれば家族と一緒に話し合って決めておくと、後のトラブルを防げます。

また、お墓は「非課税財産」となっています。生前購入であれば相続税の対象から外れますので、節税対策にもなります。

全国永代供養墓・樹木葬グループでは、生前の方も購入できる永代供養墓があります。完全個室型・マンションタイプの永代供養墓「燈(あかり)」や、完全個室型の樹木葬「永遠なる緑(とわなるみどり)」を全国各地の霊園で提供していますので、お気軽にお問い合わせください。

遺言状を作成する

財産分配や希望を法的に明確に伝えるには遺言書が有効です。

特に相続トラブルを避けたい場合は公正証書遺言の作成を検討しましょう。お墓の継承は「祭祀承継者」の指定が必要なので、あわせて記載しておくと安心です。

不用品を処分する

長年使っていない物や今後使わない物は、この機会に整理・処分しましょう。

写真や手紙など判断に迷うものは、時間をかけて向き合いましょう。自分でできない場合は、遺品整理業者などプロに頼るのも一つの方法です。

終活の身辺整理をスムーズに進めるコツ

無理なく身辺整理を進めるには、計画的に進めることが大切です。期限や判断基準を設定し、一人ですべて抱え込まず、必要に応じて家族や専門家の力を借りましょう。整理を「完璧に」ではなく「少しずつ」進める意識が大切です。

期限を決める

「リストアップは今月中」「書類整理は来月から」など、小さな期限を設定することで、作業が後回しになりません。まとまった時間がとれなくても、少しずつ積み重ねれば確実に整理が進みます。無理のないスケジュールがポイントです。。

基準を決める

「1年以上使っていない物は処分」など、整理の基準を事前に決めておくとスムーズに判断できます。特に写真や思い出の品は迷いやすいので、基準を明確にしておくと迷わず進められます。迷ったら一時保留もOKです。

全部を一人でやろうとしない

身辺整理は量が多く、すべてを一人で進めるのは大変です。ある程度整理ができたら、子供や家族と相談して役割分担しましょう。

特にお墓選びは家族との話し合いが重要なので、希望を伝えておいたり、事前にお墓の資料を取り寄せて、一緒に見学したりすることも大切です。

終活の身辺整理でよくある質問

終活の整理に関してよくある質問をまとめました。

リストアップしたもので全部あるか不安

リストに抜けがあっても大丈夫です。まずは気づいた項目から整理を始めましょう。
やっていくうちに自然と抜けていた項目にも気づけるようになります。完璧を求めず、できることから取り組むことが成功のポイントです。

リストアップしたことを全部しなければならない?

リストアップは整理の参考として使うもので、全項目をやらなければならないわけではありません。

自分にとって必要なものを選び、無理のない範囲で進めることが大切です。優先順位をつけることで取り組みやすくなります。「ここは家族に任せる」というものがあってもよいかもしれません。

子供に迷惑がかからないお墓を選びたい

お墓の管理を家族に任せたくない場合、家族に代わってお寺などが供養を行う「永代供養墓」は有力な選択肢です。費用や立地、供養の方法などを比較し、自分に合ったものを選びましょう。家族との相談も忘れずにしておきましょう。

まとめ

終活での身辺整理はやることが多いですが、自分の残りの人生を気持ちよく過ごすために、少しずつでも進めていきましょう。

お墓について少しでも不安がある場合は、全国永代供養墓・樹木葬グループへ気軽にご相談ください。お墓に詳しいスタッフがお答えします。

この記事の監修者

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小原 崇裕

2002年に「NPO法人永代供養推進協会」を設立し代表理事に就任。まだ永代供養が知られていない20年以上前から日本の永代供養墓の普及・推進に努める。年間約1500件の無料仏事相談を受け、エンディングをめぐるお葬式やお墓などへのアドバイスと支援活動に従事。著書に『安心できる永代供養墓の選び方』。シニアライフマネジャー1級。