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日蓮宗の永代供養の費用は?墓じまい・お布施・行政手続き費用を解説

日蓮宗の永代供養は、いったいいくらかかるのでしょうか。

ほとんどの方が経験のない墓じまいや永代供養への改葬は、費用面以外にも不安や心配が少なくないでしょう。

この記事では、日蓮宗以外の人も参考にしていただける永代供養にかかる総費用と、永代供養にする方法、後悔しない永代供養のための注意点も解説しています。

永代供養を考える方の疑問や心配が解消できるよう、くわしくご案内しています。

日蓮宗の永代供養とは

日蓮宗の永代供養は、なにか特別な方法があるのでしょうか?

永代供養は宗派による大きな違いはなく、どの宗派も基本的に方法は同じです。

日蓮宗以外の方にも参考にしていただける永代供養と永代供養墓についてみていきましょう。

永代供養とは

永代供養とは、家族に代わり寺院や霊園が永代にわたって遺骨を管理し供養を行う、新しいお墓のかたちです。

お墓の継承者がいない、お墓の維持管理の継続が難しいという理由から、近年永代供養は多くの方に選ばれています。

永代供養墓とは

永代供養墓にはいくつかの種類があります。

ほかの方々と合葬となる合祀や、個別に安置できるマンション型の個別安置墓などのほか、話題を集めている樹木葬も永代供養墓の1つです。

日蓮宗の人が永代供養をおこなう3つの方法

日蓮宗の永代供養にはどのような方法があるのでしょうか?

本章では3つの方法をご紹介します。

1. 永代供養墓のある日蓮宗のお寺を探す

1つ目は、永代供養をおこなっている日蓮宗の寺院を探す方法です。

檀家ではなくても永代供養墓を利用できる寺院も多くなってきているため、同じ日蓮宗寺院であれば安心感を得られるでしょう。

菩提寺やお付き合いのある日蓮宗寺院があれば永代供養墓があるか問い合わせしてみるとよいでしょう。

2. 日蓮宗の本山納骨をする

2つ目は、日蓮宗総本山身延山久遠寺での永代供養方法です。

本山で用意された白木位牌とともに50年間規定の場所で供養されたのち、埋葬されたあとも永代にわたり供養されます。

【日蓮宗本山納骨にかかる費用】

分骨納骨一霊位につき50万
全骨納骨一霊位につき200万

3. 宗旨・宗派不問の寺院墓地や霊園の永代供養墓を探す

最後に、宗旨宗派不問の寺院墓地や霊園の永代供養墓を探す方法です。

永代供養墓のほとんどは宗旨宗派不問のため、他宗の寺院や霊園の永代供養墓も納骨が可能です。

その場合、お好みの場所や予算内から検討することができるため、選択の幅が広がるといえるでしょう。

日蓮宗の6つの永代供養墓と費用相場

日蓮宗と他宗で永代供養墓の費用相場に違いはありません。

この章の永代供養墓の費用相場は、どの宗派の方にも参考にしていただけます。

6つの永代供養墓の特徴と費用の違いについてくわしくみていきましょう。

1. 合祀・合葬墓(石材型)【5〜30万】

合祀・合葬墓は、骨壷から遺骨を取り出し、ほかの方々の遺骨と一緒に埋葬する方法です。

永代供養墓のなかでは最も安価なお墓といえるでしょう。

他の方の遺骨と同じスペースに合祀され、個別の区画を必要としないことが安価の理由です。

注意点は、合祀はあとから遺骨を取り出すことが一切できず、墓誌やモニュメントも共有のものになります。

また、遺骨がほかの方々の遺骨と混ざることに抵抗を感じるという声も聞かれるため、安さだけでは判断せずご自身の希望にあっているか、慎重に検討することが必要です。

2. 集合墓(石材型)【20〜50万】

集合墓は、共有スペースに骨壷のまま埋葬するお墓です。

骨壷のまま安置されるため合祀・合葬型よりやや費用相場は上がりますが、一定期間を過ぎると遺骨を取り出し合祀されるケースも少なくありません。

合祀を希望されない方は契約内容をしっかり確認し検討しましょう。

3. 個別安置墓(石材型)【50〜120万】

個別安置墓は、完全に区切られた個室タイプのお墓です。

個人またはご家族で安置でき、個別スペースが確保されているため安心感が得られ人気の永代供養墓のひとつです。

やはり一定期間以降は合祀されるケースがあるため、抵抗がある方は合祀されない個別安置墓がおすすめです。

↓マンション型の個別安置墓(石材型)について知りたい方はこちらへ↓

4. 樹木葬【5〜100万】

樹木葬は、シンボルツリーとよばれる樹木や草花の下に埋葬される、自然志向の近年注目度が高いお墓です。

樹木葬の埋葬方法には合祀・合葬型、集合埋葬型、個別埋葬型があり、費用相場も幅が広い傾向です。

合祀の有無や埋葬人数の制限など、それぞれの埋葬方法の特徴を理解した上で、ご自身にあった樹木葬を選ぶとよいでしょう。

↓個別安置型の樹木葬について知りたい方はこちらへ↓

5. 納骨堂【20〜150万】

納骨堂は、専用スペースに納骨できる屋内施設のお墓です。

自動搬送式やロッカー式、仏壇型など、納骨方法により費用は異なります。

一般的に永代供養墓は維持管理費がかからないことがほとんどですが、納骨堂は屋内施設のため冷暖房や照明費用が別途かかることがあります。

6. 永代供養付き一般墓(個人墓)【100〜150万】

永代供養付き一般墓は、昔ながらの一般墓に永代供養がついているものや、一般墓よりは小さめの個別の墓石がある石材型のお墓です。

専用の区画や墓石を必要とするため、永代供養墓のなかでは最も費用が高いといえます。

また、一般的なお墓と同様に維持管理費がかかるケースも多いため、想像以上の費用がかかることも少なくありません。

またそれぞれの永代供養墓についてよりくわしく知りたい方は、下記をご覧ください。

↓それぞれの永代供養墓についてよりくわしく知りたい方はこちら↓

日蓮宗の墓じまいから永代供養までにかかる費用一覧

日蓮宗のお墓を墓じまいし永代供養に移すまでにかかる費用は、どのくらいになるのでしょうか。

永代供養墓以外にかかる諸費用は一般的に20〜70万といわれています。

その内訳を細かくみていきましょう。

永代供養墓

【永代供養墓の費用相場】

合祀・合葬墓(石材型)5~30万
合祀・合葬墓(石材型)20~50万
個別安置墓(石材型)50~120万
樹木葬5~100万
納骨堂20~150万
永代供養付き一般墓(個人墓)100〜150万

離檀する場合の離檀料

離檀料をなしとする寺院もあります。

また、離檀料はこれまでの感謝でもあるため、これ以上の額であっても問題はありません。離檀料をなしとする寺院もあります。

一般的な離檀料の費用相場5~20万

墓石撤去

墓石の撤去解体にかかる費用は、お墓の立地や墓石の大きさにより異なります。

詳しくは複数社から見積もりをとり、費用相場を把握するとよいでしょう。

墓石撤去費用相場1平方メートルあたり10~15万

行政手続き

改葬に必要な書類は以下の3点です。

費用は自治体や管理先により異なります。

改葬許可書0~300円
受入証明証基本0円
埋蔵証明書基本0円

寺院へのお布施

僧侶にお経をあげていただいた場合は、以下を目安にお布施をお包みしましょう。

墓じまいするお墓へは閉眼供養、永代供養先で納骨法要を行う場合もそれぞれでお布施を用意します。

僧侶に足を運んでいただいた場合は距離に応じて御車代をお渡しします。

永代供養のお布施の内容や額は、契約内容により異なるため、契約内容を確認しお布施を用意するとよいでしょう。

閉眼供養3~5万
開眼供養3~5万
御車代5千~1万円

日蓮宗の永代供養で費用以外に注意すべきポイント

永代供養を選ぶ際、費用面以外に注意すべきポイントがあります。

費用だけに注目してしまった場合、希望にあった永代供養にならずにあとあと後悔してしまうことにもなりかねません。

納得のいく永代供養ができるよう、こちらで紹介するポイントをぜひ参考にしてください。

必ず確認すべき4つの項目

①お墓の種類や埋葬方法

お墓の種類や埋葬方法を理解した上で、希望にあったお墓を決めることが重要です。

費用の安さのみで選んでしまった場合、希望とは別に合祀となり取り返しがつかなくなることもあります。

②お墓へのアクセス

お墓へのアクセスや立地も大切なポイントです。

永代供養にしたけれど、遠すぎてなかなかお墓参りに行けなくなってしまったのでは残念です。

お参りに行きやすい場所であるか、公共交通機関が充実しているかもチェックしましょう。

③納骨可能な人数

納骨人数に上限がある場合があります。

何名を納骨したいのか、人数により費用が追加されるのかも検討の際に確認すべきポイントです。

④宗旨・宗派の制限

永代供養はほとんどが宗旨宗派不問ですが、なかには制限があるケースもあります。

検討する際はまずご自身の宗派で永代供養ができるかを確認しましょう。

まとめ

この記事では、日蓮宗の墓じまいから永代供養にかかる費用相場をご紹介しました。

近年全国各地で増加している墓じまいや永代供養への改葬も、まず費用を把握し永代供養墓の特徴を知ることで不安や疑問が解消できるでしょう。

全国永代供養墓・樹木葬グループでは、全国の寺院・霊園での合祀にならない宗旨宗派不問の永代供養墓と樹木葬をご紹介しています。

墓じまいや改葬、永代供養墓探しなど、お墓にまつわる疑問や心配ごとも、お気軽にフリーダイヤルでお問い合わせください。

この記事の監修者

記事を書いた人の写真

小原 崇裕

2002年に「NPO法人永代供養推進協会」を設立し代表理事に就任。まだ永代供養が知られていない20年以上前から日本の永代供養墓の普及・推進に努める。年間約1500件の無料仏事相談を受け、エンディングをめぐるお葬式やお墓などへのアドバイスと支援活動に従事。著書に『安心できる永代供養墓の選び方』。シニアライフマネジャー1級。