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浄土宗の永代供養の費用を抑える3つのポイント!流れや具体例も紹介

浄土宗の永代供養で費用を抑えるには知っておくべき3つのポイントがあり、無闇に費用を削減すると、後悔する事態にもなりかねません。

この記事では、浄土宗の方が最大限に費用負担を抑えて、満足のできる永代供養をする方法について解説しています。

スムーズに永代供養墓へ納骨する流れや、浄土宗の方におすすめの永代供養の具体例までご紹介しますので、ぜひ参考になりお役立てください。

浄土宗とは、法然上人によって日本で開かれた仏教です。「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えることで誰もが仏様の救いを得られ、極楽浄土へたどり着けるという教えが大きな特徴です。

和型の墓石やお位牌ではご本尊の阿弥陀如来を表す梵字「キリーク」を用いるケースが多く、一心という意味合いから、基本的にお線香は1本を立てて供養します。

開宗850年を迎えた浄土宗の公式サイトでは、法然上人の軌跡や法話を紹介しており、歴史や知識が分かりやすくまとめられているため、覗いてみるとよいでしょう。

永代供養とは、遺族や子孫に代わって、霊園やお寺が遺骨の管理や供養をおこなう仕組みのことをいい、浄土宗の方にも多く利用されています。

また、永代供養墓とは、個人で墓石を建立する必要がなく、ご先祖様や故人を納骨でき、永代にわたって遺骨を護ってもらえる画期的なお墓です。

最新の調査結果によると、お墓の新規購入者のうち、約65%もの方が永代供養墓をはじめとした跡継ぎのいらないお墓を選んでいることが判明しました。

内訳費用
永代供養料約5~150万円
墓石・名板・彫刻代無料~約40万円
年間管理費無料~約3万円
納骨手数料無料~約3万円
納骨法要料約3~5万円
総額約5~250万円

浄土宗の永代供養にかかる費用は、総額で約5~250万円が相場費用となっています。それぞれの費用内訳について解説しますので、ご覧ください。

永代供養料:約5~150万円

永代供養料とは、霊園やお寺へ遺骨を永代供養してもらうための料金のことをいい、約5~150万円と、幅広い価格帯になっています。

墓石・名板・彫刻代:無料~約40万円

永代供養によっては、昔ながらのお墓の墓石や墓誌のように墓石や名板を設置できる場合があり、彫刻代を含めて最大で約40万円の費用が必要です。

年間管理費:無料~約3万円

年間管理費は無料の場合もありますが、永代供養墓によっては、施設・設備における維持費用として、最大で約3万円の費用が必要になるケースもあります。

納骨手数料:約2~5万円

永代供養墓へ納骨する際、作業料や事務手数料として、約2~5万円の納骨手数料が必要になることが一般的で、追加して納骨する場合は再び支払いが必要です。

納骨法要料:約3~5万円

遺骨を永代供養する際は、読経による納骨法要を営むことが通例で、お布施として約3~5万円の納骨法要料を包むのが一般的となっています。

種類費用
合祀・合葬墓約5~30万円
集合墓約20~50万円
個別安置墓約50~120万円
樹木葬約5~100万円
納骨堂約20~150万円
永代供養付き一般墓約100~150万円

浄土宗の永代供養の費用は、永代供養墓の種類によって約5~150万円と幅広いため、それぞれの永代供養墓の特徴と、具体的な相場費用について分かりやすく解説します。

合祀・合葬墓(石材型):約5~30万円


約5~30万円と最も安価な永代供養が合祀(ごうし)・合葬墓ですが、寄せ集められた複数名の遺骨を一緒に土へ還す埋葬方法で、他人の遺骨と混ざり合うことが大きな特徴です。

集合墓(石材型):約20~50万円

約20~50万円という比較的安い費用で骨壷に納められた遺骨をまとめて保管する施設を集合墓といいます。一定期間後に合祀され、お参りで混雑する傾向があります。

個別安置墓(石材型):約50~120万円

約50~120万円の費用がかかりますが、仕切られた専用スペースへ複数名を納骨できるのが個別安置墓です。基本的に家族ごとの墓石などに対面してお参りができ、合祀しないタイプもあります。

樹木葬:約5~100万円

樹木葬は自然環境の樹木や花々のもとに埋葬するお墓です。合祀・集合・個別という埋葬方法や立地や環境、個別安置期間によって値段は大きく異なります。

納骨堂:約20~150万円

屋内にある遺骨を保管する施設のことを納骨堂といい、約20~150万円と費用は幅広いです。一般的に年間管理費が必要で、個別安置期間や利用条件は納骨堂によって異なります。

永代供養付き一般墓(個人墓型):約100~150万円

墓石のお墓へ永代供養が付いているのが永代供養付き一般墓で、約100~150万円の費用には、将来お墓を継ぐ人がいなくなったときに墓石を解体撤去し、永代供養へ遺骨を改葬する費用が含まれています。

浄土宗の永代供養で後々まで後悔をせず、上手に費用を抑える方法には、3つのポイントがあります。

複数名が納骨でき1名あたりの費用が安い永代供養墓を選ぶ

永代供養の料金体系は永代供養墓によってさまざまありますが、費用を削減するには、複数名が納骨でき、1名あたりの費用が安い永代供養墓を選ぶことがポイントです。

1名なら安くても、永代供養は納骨人数が増えると高額になるケースがよくあるため、コストパフォーマンスがよい永代供養を選びましょう。

管理費がかからない永代供養墓を選ぶ

管理費がかからない永代供養墓を選んで、後々の費用負担を抑えて、高齢の年金生活になってからも安心して利用できるようにしましょう。

浄土宗では33回忌まで遺骨を個別安置する方もいらっしゃいますが、たとえば年間3万円の管理費なら、合計96万円もの費用負担になってしまうためご注意ください。

個別安置期間の定めがない永代供養墓を選ぶ

多くの永代供養墓は個別安置期間の定めがある一方で、合祀に少しでも抵抗のある方は、個別安置期間の設定がなく、合祀しない永代供養墓を選ぶことをおすすめします。

永代にわたって合祀することなく遺骨を保管してもらえる永代供養墓なら、子孫に負担をかけることなく、お墓を維持することが可能です。

目的相場費用
墓じまい約20~70万円
永代供養約5~250万円
総額約30~300万円

浄土宗の永代供養の費用は、墓じまいの必要があるかどうかによって、約20~70万円もの差が生じます。

墓じまいとは?

墓じまいとは、所有しているお墓の墓石を解体撤去し、土地の使用権利を墓地へ返還することをいい、墓石へ納骨されている遺骨は永代供養墓など、ほかのお墓へ改葬します。

墓地には法律があり、放置されたお墓は官報への公示や立札で通達し、1年が経過したら墓石を強制撤去して、遺骨は無縁仏として別の場所に移しても構わないと決められています。

管理費を滞納すると保証人や親族へ請求されるケースもあり、周囲に迷惑をかける事態も起こり得るため、不要なお墓は墓じまいをして、適切に処分しなければなりません。

近年は墓じまいブームとなり、2022年に墓じまいで改葬をした方は過去最高の15万件を超えたことが発表され、永代供養は墓じまいに最適な対処法としても選ばれています。

浄土宗の墓じまいの費用

内訳費用
墓石の解体撤去費用約20~50万円
閉眼供養約3~5万円
離檀料約5~20万円
行政手続き費用無料~数千円
総額約20~70万円

浄土宗の墓じまいの費用は、総額で約20~70万円が相場となっています。

墓石の解体撤去費用:約20~50万円

墓石の解体撤去費用とは、石材店などの業者へ支払う費用のことをいい、1㎡あたり約10~15万円が目安で、約20~50万円が相場費用となっています。

閉眼供養のお布施:約3~5万円

閉眼供養とは、墓石から魂抜きをする読経供養の儀式のことをいい、必要なお布施は約3~5万円となっています。

離檀料:約5~20万円

寺院墓地の墓じまいでは、これまでお世話になったお礼として、約5~20万円の離檀料をお布施として包むのが一般的ですが、お寺によっては不要のケースもあります。

行政手続き費用:無料~数千円

墓じまいをするには、役所への行政手続きが必要となり、費用は地域の自治体によって、無料~数千円となっています。

浄土宗で墓じまいから永代供養する一連の流れについて、ポイントを押さえて分かりやすく解説します。

①親族やお寺と話し合って許可を得る

墓じまいや永代供養を快く思わず反対する方もいるため、必ず事前に親族に確認をして、お付き合いのあるお寺へもあらかじめ許可を得るようにしましょう。

②永代供養先を決めて契約する

インターネットなどで気になる永代供養について情報収集をおこない、費用や利用条件を比較検討のうえ、よりよい永代供養墓を選んで契約します。

③墓じまいする石材店を決定して行政手続きをおこなう

墓じまいする石材店を決めたら、改葬手続きが必要な遺骨の人数を調べてもらい、墓じまいするお墓を管轄する役所から人数分の改葬許可証を発行してもらいます。

行政手続きでは、墓じまいするお墓と改葬先の永代供養墓でも手続きが必要です。

④閉眼供養のうえ遺骨を取り出して墓石を解体撤去したら墓地を返還する

閉眼供養のうえ、遺骨を取り出して墓石を解体撤去する墓じまいをおこなったら、土地の使用権を墓地へ返還する手続きをします。

⑤永代供養する改葬先へ改葬許可証を提出して納骨する

永代供養する改葬先の永代供養墓へ改葬許可証を提出して、遺骨を納骨します。

浄土宗の永代供養では、気をつけるべき5つの注意点があるため、費用削減を考えている場合でも気をつけましょう。

墓石の解体撤去工事は自分ではできない

墓石の重量は1トンを超えるケースもあり、解体撤去では重機が必要で危険な作業のため、自分で対処しようとしてはなりません。必ず石材店などの業者へ委託してください。

墓じまいは指定業者が決められている場合がある

霊園や寺院での墓じまいでは、指定業者が決められている場合があるため、事前に指定石材店があるかどうかを確認しておきましょう。

遺骨には法律があるためお墓へ埋葬するか散骨しなければいけないならない

遺骨には法律があり、基本的に墓地へ埋葬しなければならないことが定められていることを知っておきましょう。

散骨も可能ですが、安全性のために業者へ委託する必要があり、費用面でのメリットは得られにくく、遺骨は自宅保管する場合にもいつかは墓地への納骨が必要となります。

合祀はほかの方と遺骨が混ざって取り返せない

遺骨は一度でも合祀をすると、ほかの方と遺骨が混ざり合って取り返せなくなるため、合祀や個別安置期間が設定されている永代供養墓への納骨は、慎重に判断してください。

永代供養では必ず事前に現地見学をする

永代供養では、必ず事前に現地見学によって、交通アクセスや周辺環境、具体的な納骨場所やお参りの時間や方法など、利用規約についてもきちんと確認しましょう。

浄土宗の方が永代供養をする3つの方法について、おすすめの永代供養墓の具体例までご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。

永代供養墓のある浄土宗のお寺を探す

浄土宗の方は、永代供養墓のある浄土宗のお寺を探して納骨することによって、慣れ親しんだお念仏や作法を変えることなく、安心して永代供養を委ねられるでしょう。

世田谷霊園 大吉寺(東京都世田谷区)

世田谷霊園 大吉寺

住所:東京都世田谷区世田谷4丁目7-9
交通アクセス:東急世田谷線「世田谷駅」徒歩2分
駐車場完備(無料)
費用:個別安置墓(無制限)78万円~
年間管理費・寄付金:不要

駅近の浄土宗の大吉寺には合祀しない個別安置墓があり、人数を問わないため墓じまいにも最適です。桜や紅葉の癒される環境と、穏やかなご住職の人柄にも定評があります。

金沢霊園 極楽寺(石川県金沢市)

金沢霊園 極楽寺

住所:石川県金沢市寺町5丁目5-12
交通アクセス:金沢駅より北鉄バス「広小路バス停」徒歩1分
駐車場完備(無料)
費用:個別安置墓(無制限)59万円~・樹木葬(6名まで)39万円~
年間管理費・寄付金:不要

浄土宗の極楽寺が運営する金沢霊園には合祀しない個別安置墓と合祀しない樹木葬の2種類があります。安心のバリアフリー設計で、優しく親切なご住職も評判が高いお寺です。

浄土宗の本山へ納骨をする

浄土宗で関西に在住の方や、手厚い供養を希望している方は、浄土宗の総本山や本山へ納骨をする方法もあるため、具体例についてご紹介します。

知恩院(総本山・京都府京都市)

知恩院 寶佛殿・納骨堂

住所:京都市東山区林下町400
交通アクセス:地下鉄東西線「東山駅」徒歩8分
駐車場完備(無料)
費用:納骨堂(1名)200万円~・合祀(1名の改葬)58万円~
年間管理費:不要

浄土宗の総本山の知恩院では、納骨堂への納骨と合祀による永代供養ができ、年3回の読経供養料が含まれた料金設定となっており、ほかのお寺からの改葬も受け付けています。

そのほか、長野県の善光寺や東京都の増上寺など、全国各地の浄土宗の本山には永代供養墓があるため、気になる方はぜひ調べてみてください。

宗旨・宗派不問の寺院墓地や霊園の永代供養墓を探す

永代供養では宗旨宗派を問わずに申し込みを受け付けているケースが多くあるため、宗旨・宗派不問の寺院墓地や霊園の永代供養墓を探してみてもよいでしょう。

合祀しない個別安置墓(最大12名)

合祀しない個別安置墓「燈」

人気の合祀しない個別安置墓「燈」は、後々の管理費が不要でありながら、家名や故人の戒名・俗名などを彫刻でき、永代にわたって家族のお墓として利用することができます。

合祀しない樹木葬(最大6名)

合祀しない樹木葬「永遠なる緑」

合祀しない樹木葬「永遠なる緑」は大人数の納骨に対応した希少な樹木葬で、1年を通して四季折々の花が咲くアットホームな環境とお手入れの行き届いた管理体制が評判です。

浄土宗の永代供養の費用を抑える3つのポイントについて解説しましたが、浄土宗の方は安かろう悪かろうといった後悔をしないよう、満足のできる永代供養を選びましょう。

全国永代供養墓・樹木葬グループでは、浄土宗の方に最適な永代供養をご紹介しており、墓じまいや家族同然のペットの納骨などのご相談にも対応しています。

資料請求や見学予約はもちろん、一人ひとりのさまざまなご相談に親身になって対応していますので、通話無料のフリーダイヤルからどうぞお気軽にお問い合せください。

この記事の監修者

記事を書いた人の写真

小原 崇裕

2002年に「NPO法人永代供養推進協会」を設立し代表理事に就任。まだ永代供養が知られていない20年以上前から日本の永代供養墓の普及・推進に努める。年間約1500件の無料仏事相談を受け、エンディングをめぐるお葬式やお墓などへのアドバイスと支援活動に従事。著書に『安心できる永代供養墓の選び方』。シニアライフマネジャー1級。