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桜の樹木葬で知るべき注意点6つとおすすめ対策!費用や申し込み方法まで解説

春の訪れを知らせる桜の木には、年輪を重ねたたくましさと可憐な美しさがあり、故人や自分の終の棲家は、桜の樹木葬にしたいと考えている方もいらっしゃるでしょう。

しかし実は、桜の樹木葬には気をつけなければならない注意点があり、後悔を防ぐためにはデメリットまでしっかりと理解しておくことが大切です。

そこで、桜の樹木葬の知識や費用と申し込み手順のほか、知っておくべき注意点とおすすめの対策方法を解説します。樹木葬でよくある質問までご紹介しますので、ぜひご一読ください。

桜の樹木葬(桜葬)とは?

桜の樹木葬には、桜葬と呼ばれるタイプもあるため、桜の樹木葬と桜葬の具体的な違いが把握できるよう、ポイントを押さえて次の順序で解説します。

桜の樹木葬の特徴

桜葬とは樹木葬の名称

桜の樹木葬の特徴

桜の樹木葬とは、桜の木の周辺に遺骨の納骨をすることが特徴のお墓のことをいい、大きく分類すると、墓石を使用するタイプと桜の木を墓標にするタイプの2種類があります。

開花からわずかな期間で春風に舞い散る桜の花びらは、限りある命の儚さを象徴しているため、公営墓地や大型霊園や伝統的な寺院では、桜の木が植樹されることが多いです。

たとえば、静岡県駿東郡小山町にある三菱地所グループの「冨士霊園」は約1,000本の染井吉野と約7,000本もの山桜が咲き、日本さくら名所100選にも入る桜の名所でもあります。

近年の調査結果によると、桜は好きな花として64.6%もの高い比率を占めて1位に選ばれています。日本の国花でもある桜は、馴染み深く国民に愛されている花といえるでしょう。

桜葬とは樹木葬の名称

桜葬とは、NPO法人エンディングセンターの商標である、桜をシンボルとした樹木葬の名称のことをいいます。

つまり、桜の樹木葬はすべてが桜葬と呼ばれている訳ではなく、桜葬とは特定の企業が取り扱っている桜の樹木葬の呼び名です。

桜の樹木葬のメリット

桜の樹木葬には、次の6つのメリットがあります。

・墓石を建てる一般墓よりも費用が安い

・美しい自然環境のもとに埋葬・納骨できる

・継承がいらない

・維持管理費の負担がない

・宗旨や宗派の制約がない

・生前予約ができる

墓石を建てる一般墓よりも費用が安い

樹木葬は、昔ながらの墓石を建てて代々継承する一般墓とは違い、基本的に新しくお墓を建てる必要がなく遺骨の管理や供養を寺院や霊園へ託す永代供養のため、初期費用が安いです。

墓石を使用する場合でも、プレート型の背丈の低いタイプが多いため、墓石代の価格も安く抑えられます。

美しい自然環境のもとに埋葬・納骨できる

桜の樹木葬の最大の魅力は開花時の桜の美しさにあり、自然環境のもとに遺骨を還したい方にとって、大きなメリットとなるでしょう。

遺骨は墓地へ埋葬・納骨することが法律で定められているため、散骨を希望する故人の遺志を実現する場合でも、永代供養つきの樹木葬を選択しておけば安心です。

継承がいらない

樹木葬などの永代供養は、子どもがおらず継承者のいない方や、子どもや孫へお墓の負担をかけたくない方でも申し込みが可能です。

最新の調査結果によると、64.1%もの方々がお墓の跡継ぎがいらないお墓を選んでおり、とくに樹木葬は48.7%の占率となるほど、根強い人気を集めています。

維持管理費の負担がない

樹木葬は後々の維持管理費の負担がかからないことが一般的で、お墓のお手入れも不要です。

墓石を建立する一般墓では通常、年間あたり1万円前後の管理費を支払わなくてはならないうえ、お墓のお掃除も必要になるため、先々の費用や手間を省きたい方に適しています。

宗旨や宗派の制約がない

桜などの樹木葬は、宗旨や宗派の制約がないものがほとんどであるため、どなたの遺骨でも埋葬・納骨することができます。

お寺の場合でも、檀家にならなくてよい場合が一般的のため、寄付金や檀家活動を強いられることなく利用可能です。

生前予約ができる

樹木葬などの永代供養は生前予約ができるため、いざというときに子どもや親族へ迷惑をかけることなく、将来の自分自身の永眠場所を準備することが可能です。

また、永代供養は墓地や墓石の購入費用ではなく、遺骨の委託契約として相続税の課税対象とみなされるため、生前のうちに費用を支払っておけば相続税対策にもなります。

桜の樹木葬で知るべき6つの注意点

桜の樹木葬には6つの注意点があるため、あらかじめデメリットや気をつけるべきことまで把握しておきましょう。

・開花期間が限られているため寂しい季節がある

・桜は殺虫殺菌剤を使用するため遺骨への影響に不安が生じる

・交通アクセスが悪いことも多い

・合祀した遺骨は取り戻せない

・対面して自由にお参りできないケースが多い

・1区画あたり納骨できる人数に制限がある

開花期間が限られているため寂しい季節がある

桜は開花期間が限られており、開花からわずか10日〜2週間程度で散ってしまうため、見た目として寂しさを感じる期間が非常に長いことを理解しておきましょう。

たとえ周囲に芝生が施されていても、秋から冬にかけて枯れてしまうため、命日にお墓参りに訪れたときに故人へ申し訳なさを感じるなど、後悔をしないようにご注意ください。

桜は殺虫殺菌剤を使用するため遺骨への影響に不安が生じる

桜の樹木葬では害虫による被害を受けないよう、殺虫殺菌剤を使用して樹木の健康を維持しているため、傍に納骨している遺骨への影響に不安を感じる方が多い傾向にあります。

殺虫殺菌剤を使用しない場合でも注意が必要で、桜には毛虫がつきやすく、中には毒のある毛虫もいるため、いずれの場合も気をつけなければなりません。

交通アクセスが悪いことも多い

美しい桜が咲く樹木葬は、交通アクセスが不便な郊外にあるケースが多いため、後々のお墓参りで後悔をすることが少なくありません。

郊外の樹木葬の場合、免許返納をしてからお墓参りにいけなくなってしまったという声も聞かれます。

また、桜の見どころとなる春のお彼岸時期は、霊園や墓地が混雑することが一般的のため、ゆっくりお参りできないといった悩み事も生じやすいためご注意ください。

合祀した遺骨は取り戻せない

樹木葬で合祀(ごうし)によって、土に還した遺骨は取り戻すことができないため気をつけましょう。

合祀とは、ほかの方の遺骨と一緒に土へ埋葬することをいい、樹木葬では一定期間、遺骨を個別に保管できても、最終的に合祀することが一般的です。

対面して自由にお参りできないケースが多い

桜の樹木葬では、遺骨が納骨されている明確な場所が分からない場合や、お参りする場所が指定され、故人と対面して自由にお参りできないケースが多いためご注意ください。

1区画あたり納骨できる人数に制限がある

樹木葬は1区画あたり納骨できる人数に限りがあり、一般的には4名までなど人数制限があります。

複数名を申し込める場合、1名単位では安価でも、人数によっては高額になるケースがあるためご注意ください。

桜のデメリット対策におすすめの樹木葬

桜特有のデメリット対策としておすすめなのは、次の4つの条件をすべて満たす樹木葬です。

1年365日いつも美しい花々が咲いている

交通アクセスが便利でお参りしやすい

複数名の納骨ができ1名あたりの費用が安い

永代にわたって合祀にならない

寒い冬場も含めて1年を通して美しい花々が咲いている環境で、いつでも気軽にお墓参りができる樹木葬なら、故人はもちろん、遺族や親族にとっても憩いの場となるでしょう。

また、永代にわたって合祀にならない樹木葬は、遺骨が常に個室に安置されているという安心感があります。

4つの条件を満たす全国各地のおすすめの樹木葬をご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。

↓全国永代供養墓樹木葬グループの永代供養墓・樹木葬はこちら(樹木葬のない寺院もあります)↓

樹木葬(桜葬)の相場費用

樹木葬(桜葬)の相場費用は、次のように遺骨の埋葬方法によって異なります。

埋葬方法相場費用
合祀・合葬約5~30万円
集合埋葬約20~50万円
個別埋葬約40~100万円

そのほか、樹木葬によって、次のような費用が必要となります。

年間管理費:約0~3万円

墓石(石碑・銘板)・彫刻代:約0~30万円

登録料:約2~5万円

  • 納骨法要料:約3~5万円

合祀・合葬:約5~30万円

合祀や合葬とは、多数の遺骨が混ざった状態で土へ還す埋葬方法で、個別の墓石やスペースが不要であるため、基本的に樹木葬のなかで最も費用が安価です。

集合埋葬:約20~50万円

合祀や合葬とは、多数の遺骨が混ざった状態で土へ還す埋葬方法で、個別の墓石やスペースが不要であるため、基本的に樹木葬の中で最も費用が安価です。

個別埋葬:約40~100万円

個別埋葬とは、家族などの申し込み単位で専用区画を確保でき、墓石や銘板などを設置できるため故人と対面してお参りができ、夫婦や複数名で利用できるタイプもあります。

樹木葬(桜葬)の申し込みから納骨までの手順

樹木葬の申し込みから納骨までの流れと5つの手順について解説します。

1.家族や親族との話し合い

2.樹木葬のある霊園や寺院の情報収集

3.樹木葬の現地見学

4.樹木葬の契約と支払い

5.樹木葬への納骨(納骨式)

    ①家族や親族との話し合い

    樹木葬は家族や親族に反対される場合もあるため、事前にしっかりと話し合い、周囲の承諾を得るようにしましょう。

    また、お付き合いのあるお寺がある方や、寺院墓地の墓じまいで樹木葬へ遺骨の改葬を希望する際は、あらかじめお寺へ相談することが大切です。

    ②樹木葬のある霊園や寺院の情報

    樹木葬のある霊園や寺院について、インターネットなどで情報収集をします。お墓の資料請求は基本的に無料のため、詳細を比較検討しやすいように、パンフレットを取り寄せましょう。

    ホームページや資料の画像はよいイメージへと加工しているケースが多いため、写真だけで判断せずに必ず現地を訪問するようにしましょう。また、利用条件や費用などの内容まで、しっかりと確認してください。

    ③樹木葬の現地見学

    樹木葬を選ぶ際は、事前に現地見学をして、実際に現地を確認しておくことが大切です。交通アクセスや周辺環境、納骨方法やお参りの仕方、空き状況まで確認してください。

    あらかじめ現地へ空き区画があるかどうかを確認のうえ、見学予約をしておくと、待たずにスムーズに案内してもらえます。

    ④樹木葬の契約と支払い

    樹木葬を決定したら、利用条件や費用内訳や支払い方法、不明点などを確認のうえ、申込書へ必要事項を記入して契約をおこない、指定の期日までに費用を支払います。

    先々まで後悔をしないよう、とくに費用においては、追加費用の内訳と具体的な金額まで確認しておきましょう。

    ⑤樹木葬への納骨(納骨式)

    納骨の際には、納骨式と呼ばれる法要をおこなうことが一般的なため、あらかじめ現地へ確認のうえ、必要品やお布施を準備しましょう。

    永代供養や檀家についてよくある質問

    樹木葬や桜葬について、よくある質問をまとめてご紹介しますので、気になる項目は事前にチェックしておくと安心です。

    合祀しない樹木葬はある?

    樹木葬には合祀しないタイプもありますが、最終的に土へ還すことが一般的となっています。

    合祀しない樹木葬を希望する場合、境内の桜の木がきれいな永代供養墓や、桜の名所の地域にある合祀しない永代供養墓など、以下のようなお墓を選択するのがおすすめです。

    桜の美しい合祀しない永代供養墓「新潟永代供養墓霊園 福王寺

    毎年春になると美しい桜を間近で鑑賞できます。

    駅近の合祀しない永代供養墓「谷中永代供養・樹木葬霊園 観音寺

    お参りついでに上野公園などの桜の名所を散策できます。

    このほかにも、全国永代供養墓・樹木葬グループは全国各地の合祀しない永代供養墓と樹木葬を取り扱っていますので、どうぞご参照ください。

    ↓全国永代供養墓樹木葬グループの永代供養墓・樹木葬はこちら↓

    墓じまいや改葬で大人数を納骨できる樹木葬はある?

    樹木葬によっては、6名などの大人数に対応している場合があります。樹木葬にこだわらなければ、さらに多い人数に対応している永代供養墓もあり、墓じまいでも安心です。

    樹木葬はペットも埋葬できる?

    ペットは人間の遺骨とは違い、法律上で捉え方が異なるとともに、納骨できるかどうかは霊園や墓地によって規則が異なるため、事前に現地へ確認してください。

    まとめ

    桜の樹木葬のメリットと費用や申し込み方法についてご紹介しましたが、桜の樹木葬はデメリットや注意点までよく理解し、ほかの樹木葬と比較検討することがおすすめです。

    全国永代供養墓・樹木葬グループでは、季節を問わず365日、美しい花々が咲く環境管理の行き届いた明るい樹木葬をご紹介しており、大人数の納骨にも対応しています。

    合祀しない永代供養も取り扱っており、生前予約や墓じまい、ペットの遺骨の納骨についても無料でご相談を承っていますので、どうぞお気軽にお問い合せください。

    この記事の監修者

    記事を書いた人の写真

    小原 崇裕

    2002年に「NPO法人永代供養推進協会」を設立し代表理事に就任。まだ永代供養が知られていない20年以上前から日本の永代供養墓の普及・推進に努める。年間約1500件の無料仏事相談を受け、エンディングをめぐるお葬式やお墓などへのアドバイスと支援活動に従事。著書に『安心できる永代供養墓の選び方』。シニアライフマネジャー1級。