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合祀しない永代供養とは?メリットやお墓の種類・費用を解説|取り扱いのある厳選11ヶ所の霊園も紹介

永代供養では、ほかの方と遺骨が混ざる合祀(ごうし)に抵抗がある方を多くお見受けしますが、合祀しない永代供養もあるのをご存知でしょうか?

故人の遺骨はもちろん、自分にもしものことがあったとき、大事な遺骨を丁寧に扱ってもらい、この世に生きた証を残すことができたら幸せですよね。

そこで、合祀しない永代供養について、知っておきたい知識とメリット・デメリットや、必要な費用を分かりやすく解説します。

具体例として当サイト厳選の合祀しない永代供養墓もご紹介しますので、ぜひご覧になり参考になさってください。

合祀しない永代供養とは?

合祀しない永代供養について、知っておくべき基礎知識をポイントを抑えて分かりやすく解説します。

永代供養とは?

永代供養とは、お墓や遺骨を所有者に代わって霊園や寺院へ維持管理してもらえる仕組みや供養方法のことをいいます。

墓石を建てる従来の一般墓と比較すると、次のようなメリットとデメリットがあり、費用やお手入れの負担を軽減できることが大きな特徴です。

【メリット】

・墓石の一般墓よりも初期費用が安い

・お墓の維持管理の費用や手間を削減できる

・継承者がいなくても申し込める

【デメリット】

・合祀された遺骨は取り戻せない

・代々にわたって継承できない

・家族や親族に反対される場合がある

最新の調査結果によると、お墓選びでは樹木葬など永代供養墓を選ぶ方が急増し、死後は永代供養をおこなうことが主流となっています。

合祀しない永代供養とはどのようなものをいうのか

合祀とは、不特定多数の人たちの遺骨と一緒に埋葬する方法のことをいいます。多くの場合、合祀墓の遺骨は土に還るようになっています。永代供養では合祀するかどうかを選択することができます。

つまり、骨壺や骨箱や専用ケースなどに入った状態で、墓地や寺院が故人それぞれの遺骨を完全な個室で永続的に護ってくれるのが合祀しない永代供養です。

合祀に関する調査結果によると、「永遠に合祀されたくない」と回答した方の割合は全体の32.7%にも及び、3人に1人が合祀に対して抵抗感を示していることが判明しました。

自分の死後に遺骨がほかの方たちと混ざることに不安を感じることや、親やご先祖様の遺骨を合祀することにどうしても気が引けてしまうのは多くの方が抱く感情かと思います。

合祀しない永代供養なら、昔ながらのお墓のように、死後も個室に家族やご先祖様だけで眠り続けることができるため、家族や親族にとって大きな安心感が得られるといえるでしょう。

永代供養の合祀における3つの選択肢

永代供養の合祀には、次の3つの選択肢があり、合祀する・合祀しない以外にも、合祀するタイミングを選ぶことも可能です。

・最初から合祀する

・一定期間後に合祀する

・合祀しない

最初から合祀する

最初から合祀する永代供養は、合祀墓や合葬墓と呼ばれる永代供養墓の種類に該当し、はじめからほかの方の遺骨と混ざった状態で土へ埋葬します。

合祀墓や合葬墓の申し込みは基本的に1名ずつの個人単位となっており、相場費用は5~30万円程度と最も安い費用であることが大きなメリットです。

一方で、1名分の納骨では安価でも、家族やご先祖様の遺骨など、複数名の合祀では割高になる場合もあるため注意しなければなりません。

とくに多くの遺骨を納骨しなければならない墓じまいでは、想定外の永代供養料の発生に気をつけて、総額を確認するようにしましょう。

一定期間後に合祀する

永代供養では、一定期間後に合祀することが多く、遺骨の安置期間は永代供養墓によってそれぞれ異なります。

また、同じ永代供養墓でも安置期間によって料金プランを用意しているケースも多々あり、納骨日や故人の年忌法要を基準に、規定年数後に自動的に合祀される仕組みです。

安置期間は1年からあり、仏教では一般的に亡くなってから32年後の33回忌を最後の法要として弔い上げをおこなうため、最大33回忌で合祀する場合が多い傾向となっています。

基本的に年数が長いほど料金は高額になるため、あらかじめ安置期間と費用を確認しておくことが大切です。

合祀しない

遺骨は無期限で完全個室に安置し続けてもらうという選択肢もあり、近年たいへん人気を集めているのが合祀しない永代供養墓です。

これまでの永代供養墓では、遺骨はいつか合祀されることが常識とされてきましたが、合祀しない永代供養墓なら、遺骨がほかの方と混ざることがありません。

継承者がいなくても無縁仏になる心配がなく、墓じまいの改葬先としても最適なため、時代にふさわしい新しいお墓のスタイルとして注目を浴びています。

永代供養で合祀しない5つのメリット

永代供養で合祀しないことによって得られるメリットは、主に次の5つです。

・一般的な墓石のお墓よりも費用を安く抑えられる

・お墓や遺骨の管理を墓地や寺院にしてもらえる

・周囲から反対されるケースが少ない

・遺骨がほかの方と混ざらずに取り出すこともできる

・家族や親族がお参りできるため寂しくない

一般的な墓石のお墓よりも費用を安く抑えられる

一般的な墓石のお墓は、土地代と墓石とで100~300万円程度の費用が相場と言われていますが、永代供養なら費用を安く抑えられます。

合祀しない永代供養墓の相場費用は50~150万円程度で、後々の管理費がかからないタイプもあり、家族の費用負担も削減することが可能です。

お墓や遺骨の管理を墓地や寺院にしてもらえる

合祀しない永代供養はお墓や遺骨の維持管理を墓地や寺院へ委ねられるため、配偶者や子ども、親族へ負担をかけずに済みます。

さらに、生前予約ができるため、自分にもしものことがあった場合の生前対策として終活をおこなっている方にもおすすめです。

周囲から反対されるケースが少ない

合祀しない永代供養は、遺骨を永代にわたって大切に維持してゆけるため、家族や親族から反対されるケースが少ない傾向にあります。

一方で、最初から合祀する永代供養墓は、昔ながらの一般墓と形態や仕組みが大きく異なるため、とくに故人の血縁者と親戚トラブルになりやすく、永代供養にあたっては、必ず事前の話し合いにより周囲の承諾を得ることが重要です。

遺骨がほかの方と混ざらずに取り出すこともできる

合祀しない永代供養は、遺骨がほかの方と混ざらないため、遺骨を取り出すこともできます。

もし先々になってお墓の購入を検討したり、別の霊園や墓地への改葬を検討したりする場合にも、後悔することがなく安心です。

家族や親族がお参りできるため寂しくない

大切な人の遺骨がこの世に存在することは、遺族や親族にとって大きな心強さとなり、合祀しないお墓参りにおいても満足度が高まります。

人は供養の習慣から命の大切さを学び、家族の絆を感じることができます。合祀しない永代供養は、子どもや孫の世代の精神の成長に大きな役割を果たすといえるでしょう。

永代供養で合祀しない2つのデメリット

合祀しない永代供養には、次の2つのデメリットもあるため、後悔しないためにあらかじめ把握しておきましょう。

・合祀する場合に比べて費用負担が大きくなるケースが多い

・納骨できる収容人数に限界がある

合祀する場合に比べて費用負担が大きくなるケースが多い

合祀墓や合葬墓は5~30万円程度が相場のため、金額を比較すると、合祀しない永代供養は費用が割高になる傾向にあります。

地域住民のための公営墓地には合祀施設が設置されているケースが多く、リーズナブルに利用できる一方で、合祀しない永代供養墓があるのは、基本的に民営墓地やお寺です。

遺骨を安全に保管するための環境や施設の維持のためにはどうしても諸経費が必要なため、割高になることを理解しておきましょう。

納骨できる収容人数に限界がある

合祀しない永代供養墓は納骨スペースの事情により収容人数に限りがあるため、大人数の遺骨を納骨できない場合が多いです。

骨壺のまま納骨する場合は、基本的に2~4体までとなるケースが多いため注意しましょう。

ただし、永代供養先によっては相談にのってもらえる場合もあり、納骨方法を変えることで規定数を超える遺骨の収容ができる場合もあります。

合祀しない永代供養墓の種類と費用

種類費用の目安
個別安置墓約50~120万円
樹木葬約40~100万円
納骨堂約60~150万円
個別墓約150~200万円

個別安置墓:約50~120万円

個別安置墓とは屋外にあるマンション型のお墓のことをいい、申し込み単位で納骨スペースが区切られているため、死後も故人のプライベートを確立できることがメリットです。

寺院の境内にあることが多いため、供養に対する安心感が得られるとともに、駅近や住宅地にあるため、気楽にお参りができるのも大きな魅力といえるでしょう。

樹木葬:約40~100万円

樹木葬とは、シンボルツリーとなる樹木や草花に囲まれた環境へ納骨する永代供養墓のことをいい、美しい自然環境に包まれていることが特徴のお墓です。

お参りに訪れる方にとっても癒やされることから、近年最も人気を集めており、個別納骨も増えていますが、多くの場合は一定期間後に合祀され、なかには合祀しない樹木葬もあります。

納骨堂:約60~150万円

納骨堂とは、屋内にある納骨施設のことをいい、ロッカー型・仏壇型・位牌型・自動搬送式などさまざまな形状があり、天候に左右されず快適にお参りできるのがメリットです。

一般的に一定期間を過ぎると合祀する納骨堂ですが、なかには管理費を納めている限り合祀しない納骨堂もあります。

個別墓:約150~200万円

個別墓は永代供養付き一般墓とも呼ばれ、従来の墓石を建てるお墓の形状に等しく、既成の墓石へ納骨する場合と、納骨スペースの上に小さな墓石を設置するタイプがあります。

墓石を使用するため、価格としては最も高額になりますが、特定の場所を利用できるため、ゆっくりとお墓参りができることが大きなメリットです。

また、墓石には家名や文字を自由に彫刻できるケースも多く、昔ながらのお墓の感覚で利用することができます。

ただし、一般的に利用期間が定められており、一定期間を過ぎると合祀される場合が多いです。

合祀しない永代供養墓にかかる費用の内訳

合祀しない永代供養墓を申し込むには、次のような費用と内訳金額が必要です。

内訳費用相場
永代供養料約40~150万円
年間管理費約0~3万円
墓石・彫刻代約0~50万円
納骨手数料約2~5万円
お布施約3~5万円

永代供養料

永代供養料とは、お墓や遺骨の維持管理を委託する契約料のことをいい、主に永代供養墓の種類によって費用に差が生じます。

なお、個別の年忌法要はお布施が必要になることが一般的のため、ご注意ください。

年間管理費

年間管理費とは、施設の維持や光熱費などの公共料金に充てられる費用のことをいいます。

樹木葬や納骨堂などでは、前もって長期的な管理費を支払うことで合祀しない場合や、管理費を納めているうちは合祀せずに遺骨を維持できるケースもあります。

墓石・彫刻代

個別のお墓やプレートとして墓石を使用する場合、墓石代や彫刻代の費用負担が必要となります。

故人の名前や亡くなった没年月日などを彫刻する場合は、人数分の費用が発生するのが一般的です。

納骨手数料

納骨手数料とは、遺骨を納骨する際に必要となる手数料のことをいい、納骨環境の準備や清掃、登録料や事務費などが含まれています。

お布施

お布施とは、納骨法要となる納骨式や、その後の一周忌・3回忌などの年忌法要の読経料として、僧侶へ支払う費用のことをいいます。

合祀しない永代供養を扱う霊園11選

具体例として、全国永代供養墓・樹木葬グループでご案内している合祀しない永代供養墓をご紹介しますので、どうぞご参照ください。

東京都台東区:谷中永代供養・樹木葬霊園 観音寺

谷中永代供養・樹木葬霊園 観音寺

住所:東京都台東区谷中5丁目8−28

交通アクセス

・JR山手線「日暮里駅」より徒歩5分

・東京メトロ千代田線「千駄木駅」より徒歩8分

・駐車場完備

永代供養料:85万円〜

東京都世田谷区:世田谷霊園 大吉寺

世田谷霊園 大吉寺

住所:東京都世田谷区世田谷4丁目7−9

交通アクセス

・東急世田谷線「世田谷駅」より徒歩2分

・駐車場完備

永代供養料:78万円~

千葉県船橋市:船橋霊苑 正延寺

船橋霊苑 正延寺

住所:千葉県船橋市西船3丁目3−4

交通アクセス

・JR総武線・武蔵野線・京葉線「西船橋駅」より徒歩5分

・京成本線「西船駅」より徒歩2分

・駐車場完備

永代供養料:85万円〜

宮城県仙台市:仙台霊園 林香院

仙台霊園 林香院

住所:宮城県仙台市若林区新寺5丁目1-1

交通アクセス

・JR仙石線「榴ケ岡駅」より徒歩約5分

・JR東北本線・仙台市地下鉄「仙台駅」より徒歩9分

・駐車場完備

永代供養料:75万円〜

静岡県静岡市:静岡永代供養墓霊園 普済寺

静岡永代供養墓霊園 普済寺

住所:静岡県静岡市駿河区中吉田33−30

交通アクセス

・JR東海道本線「草薙駅」より徒歩9分

・静岡鉄道清水線「県立美術館前駅」より徒歩1分

・駐車場完備

永代供養料:68万円〜

三重県津市:津市永代供養墓霊園 四天王寺

津市永代供養墓霊園 四天王寺

住所:三重県津市栄町1丁目892

交通アクセス

・近鉄線・JR線「津」駅より徒歩8分

・津ICより車で9分

・駐車場完備

永代供養料:68万円〜

石川県金沢市:金沢霊園 極楽寺

金沢霊園 極楽寺

住所:石川県金沢市寺町5丁目5−12

交通アクセス

・「広小路バス停」より徒歩1分

・JR「金沢駅」より車で9分

永代供養料:59万円〜

新潟県新潟市:新潟永代供養墓霊園 福王寺

新潟永代供養墓霊園 福王寺

住所:新潟県新潟市秋葉区山谷町1丁目4−25

交通アクセス

・JR「新津駅」より徒歩5分

・新津ICより車で8分

・駐車場完備

永代供養料:65万円〜

群馬県高崎市:高崎霊園 大乗寺

高崎霊園 大乗寺

住所:群馬県高崎市棟高町2234

交通アクセス

・前橋ICより車で8分

・イオンモール高崎より車で5分

・駐車場完備

永代供養料:68万円〜

茨城県土浦市:土浦霊園 善應寺

土浦霊園 善應寺

住所:茨城県土浦市真鍋3丁目12−1

交通アクセス

・JR常磐線「土浦駅」より車で7分

・常磐自動車道「土浦北IC」より7分

・駐車場完備

永代供養料:69万円〜

京都府京都市:京都永代供養墓・納骨堂霊園 栄春寺

京都永代供養墓・納骨堂霊園 栄春寺

住所:京都府京都市伏見区桃山町丹下30

交通アクセス

・京阪本線「墨染駅」より徒歩5分

・近鉄京都線「丹波橋駅」より徒歩8分

・駐車場完備

永代供養料:85万円〜

まとめ

合祀しない永代供養は費用面以外のデメリットがほぼなく、大切な遺骨の維持管理を安心して任せられる画期的なお墓です。

全国永代供養墓・樹木葬グループでは、合祀しない永代供養や樹木葬のご紹介をしており、全国唯一の「引っ越しできる永代供養」も展開しています。

宗教不問

檀家にならなくていい

管理費不要・寄付金不要

納骨人数無制限

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ペットの納骨も応相談 など

多数のメリットを備えた合祀しない永代供養について、完全無料で資料請求や見学予約を承っており、生前の個別相談にも対応していますので、お気軽にお問い合せください。

この記事の監修者

記事を書いた人の写真

小原 崇裕

2002年に「NPO法人永代供養推進協会」を設立し代表理事に就任。まだ永代供養が知られていない20年以上前から日本の永代供養墓の普及・推進に努める。年間約1500件の無料仏事相談を受け、エンディングをめぐるお葬式やお墓などへのアドバイスと支援活動に従事。著書に『安心できる永代供養墓の選び方』。シニアライフマネジャー1級。