永代供養の期間や期限についてくわしく解説します
永代供養に関心はあるものの、くわしく知らないという方も多いのではないでしょうか。そこで以下では、永代供養の期間や期限についてくわしく解説します。
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永代供養の期限について
お寺や霊園にお墓の管理を任せることができるのが「永代供養」です。永代供養には個別安置墓、樹木葬、納骨堂、合祀墓などさまざまな種類があります。遠方にお墓があるなど、お墓参りに行くことやお墓の管理が難しい場合に、永代供養は最適な方法といえます。
期限については、個別安置墓や集合安置墓、納骨堂などの使用年数は、33回忌までが一般的です。しかし、なかには5~10年のように短い期間だけの契約が可能であったり、ある期間が過ぎると合祀になるタイプも多く存在します。また、33回忌を過ぎても永代にわたって個別安置が可能な場合もあるため、事前に使用年数も確認しておきましょう。
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安置期間中にお寺や霊園がおこなってくれること
永代供養の安置期間中にお寺や霊園がおこなってくれることについて紹介します。
お墓の維持・管理
永代供養を利用することで、お寺や霊園が遺骨の管理やお墓の維持をおこなってくれます。定期的にお墓の清掃をおこない、いつでも綺麗な状態を保ちます。これにより、遺族がお墓参りにおこなった際に清潔感のあるお墓で気持ちよくお参りすることができます。
供養・法要
永代供養には、法要や供養が含まれている場合が多いです。お盆やお彼岸、忌日などの年中行事や節目の時に法要がおこなわれます。遺族や契約者が参列することで、故人の供養や慰霊をおこなうことができます。
ただし、供養・法要の回数や内容は、お寺や霊園によって異なりますので、永代供養の契約をおこなう際に必ず確認しましょう。
安置期間中に自分でできること
永代供養の契約を結び遺骨を安置したあとは、お寺や霊園が管理や維持をおこないますが、安置期間中でも自分でお参りや供養をすることも可能です。
お参り
永代供養の安置期間中は、自由にお参りすることができます。しかし、施設によってはお参り時間に制限が設けられることがあります。
例えば、納骨堂に遺骨を安置している場合、納骨堂の開館時間にのみお参りができます。また、清掃や花の手入れなどを自分でおこなうこともできますが、管理規定によっては制限がある場合があるため確認が必要です。
故人を思いやる気持ちを込めてお参りすることは、大切な供養の方法の1つです。お寺や霊園で定められている制限や規定を守りつつ、適切にお参りをおこないましょう。
回忌法要
回忌法要は、故人が亡くなってから節目の年におこなう法要です。お寺や霊園の定期的な供養とは別におこなう大切な法要です。回忌法要は故人の供養をすると同時に、家族や親族、友人などが集まる機会でもあります。故人とのつながり、親族とのつながりを感じることのできる大切な時間です。
安置期間が終わったあと
永代供養墓の種類やお寺・霊園によっても異なりますが、安置期間が終了した場合、ほかの方の遺骨と一緒に合祀されることが一般的です。後々購入した墓地に遺骨を納める予定であれば、合祀ではなく別の方法で遺骨を管理するといいでしょう。
永代供養の期限で気を付けること
永代供養の期限について、以下の点に注意しましょう。
● 期限が切れた後の対応について確認する
永代供養の契約期間には限りがあることを念頭に置いておきましょう。期限が切れて合祀されると、個別に遺骨を取り出すことができなくなります。別の施設に移したり、購入したお墓に納める予定があるのであれば、合祀する前に遺骨を引き取るようにしましょう。
● 期限の延長ができるかを確認する
永代供養をお願いした場合、33回忌までを期限としているのが一般的です。しかし、施設によっては期間の延長が可能なケースもあります。
その場合、追加料金が発生する場合もありますし、継続して管理費を支払うことで延長されるなど施設によって対応はさまざまです。しかし、なかには期限の延長をしたくてもできない場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
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この記事の監修者
小原 崇裕
2002年に「NPO法人永代供養推進協会」を設立し代表理事に就任。まだ永代供養が知られていない20年以上前から日本の永代供養墓の普及・推進に努める。年間約1500件の無料仏事相談を受け、エンディングをめぐるお葬式やお墓などへのアドバイスと支援活動に従事。著書に『安心できる永代供養墓の選び方』。シニアライフマネジャー1級。
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